【ハートドリブン】「AI時代」を攻略するポイントは人間らしさにある。

AI イメージ テクノロジー

こんにちは!Ninoです。

今回は「AI時代の生き方」について紹介していきます。

最近になってAIの話題がどんどん増えてきて、多くの人がAIについて認識し始めました。

しかし、「AIによって働き方や生き方が変わる」くらいのザックリした認識しかないように思えます。

そのような認識では、時代の波に取り残されてしまう可能性があります。

Nino
気がついたら人生が大ピンチとかシャレにならないな....

また、少しでもAIについて興味をもっている人は、次のような疑問を抱くかと思います。

・AIって何?

・AIには何ができるのか?

・AIに仕事を奪われるんじゃないか?

・今後どんな職業が生き残るのか?

・私たちに必要なスキルは何なのか?

今回はこのような問いに答えながら、前半部分では「AIについて」、後半部分では「AI時代の生き方」をメインで紹介していきたいと思います。

 

✓記事の内容

・AIにできること

・AIの仕組み

・AI時代の生き方

・AI時代に必要なスキル

AIについて

AI イメージ

AIとは?

人間が脳で行っている知的な作業を、コンピュータに行わせる技術。人工知能。

AIが注目されるようになった理由には、「ディープラーニング」「ビッグデータ活用」「ハードウェア性能の向上」などのテクノロジーの進歩にあります。

これらのテクノロジーについては扱わないので、詳しくは以下の記事を読んでみて下さい。

 

AIの種類

AIはその特性によって、いくつかに分類されます。

【知性の有無による分類】

強いAI

・弱いAI

【機能による分類】

・特化型AI

・汎用型AI

これらの分類は観点による違いで、実際には「強いAI」と「汎用型AI」、「弱いAI」と「特化型AI」は似たような概念です。

 

強いAI

人間のような知性を持つAIのこと。

自身で新しいことをどんどん学習していくため、状況に臨機応変に対応していくことが可能です。

イメージとしては、SF映画にでてくるようなAIのような存在です。

強いAIは技術的なハードルが非常に高いため、実用化はかなり先だと考えられています。

AIは暴走しないのか?

現時点では、AIは課題を人間が設定しているため、勝手に暴走することはありません。暴走したとしても、ハッキングなど、人間が何らかの形でAIに関与を行っているでしょう。しかし、将来的に強いAIが誕生し、自らが知性を持ち、学習することで、AIが暴走することは考えられるでしょう。

 

弱いAI

人間のような知性がないAIのこと。

人間に知的な作業の方針を設定してもらう必要があり、限られた作業だけが可能です。

人間の知性の一部を代替するが、あくまでも機械的な存在で、現在実用化されているのは弱いAIです。

弱いAIの例として「予想系AI」、「言語系AI」、「画像系AI」、「ゲーム系AI」について紹介します。

【予想系AI】

未来を予測したり、現在や過去の不明なことを推測したりする能力を持つAIです。

将来の購買予測や、リスクなどを予測できるため、ダイレクトメールの効果予測やクレジットカードや個人ローン、保険などの審査でも使われています。

【言語系AI】

言語を扱う機能を持つAIのことです。人間の言葉を聞いたり、読み取ったりすることで、適切な回答で返してくれます。

AIスピーカー、チャットボット、コールセンターの電話サポートなどで活用されています。

有名どころでは、iPhoneのSiri、ソフトバンクのPapper、アマゾンのAlexaなどが言語系AIに含まれます。

【画像系AI】

画像を認識する機能を持つAIです。文字や人の顔などを認識し、何が映っているのかを見分けることができます。

顔認証や防犯カメラなどのセキュリティ、カメラアプリ、医療の現場などでも使われています。

最近では、自動運転でも注目されています。

画像系AIを応用することで、車の車載カメラから周囲の状況を把握でき、AIが自動運転できるようになりました。

【ゲーム系AI】

ゲームを行うことに特化したAIです。実際に将棋や囲碁、チェスなどのゲームで、AIがプロを倒したりなどもしています。

そう考えると、ゲーム系AIは人間を超え始めた分野だといえます。

 

特化型AI

特定の能力に特化して高い性能を誇るAIのことです。

特定の機能では人間よりもはるかに高い能力を発揮しますが、それ以外の機能がないため、統合的な考えや判断などはできません。

例としては以下のような機能に特化したものがあります。

・予想機能

・画像認識機能

・音声認識機能

・自然言語処理機能

・計算言語機能

 

汎用型AI

汎用型AIは特定の能力に特化するのではなく、人間と同じように様々な場面に臨機応変に対応できるようになります。

自ら学習し、能力を応用できる点で、実用化に大きな期待がもたれています。

しかし、実用化にはまだまだ時間がかかりそうです。


AIの技術的な部分については以上ですが、AI自身がどのように学習するかなど、より詳しく知りたければ、以下の記事を参考にしてみて下さい。

 

AI時代の幕開け

AI時代 イメージAI時代が本格的に始まると「仕事の大半、全体の約47%がAIに奪われる」と言われています。

しかし、実際はAIが人間の苦手な部分を補う程度で、仕事の一部分がAIに取って代わるくらいだと思います。

そのため、AIと協力する仕事が増えたり、AIで効率化された分、新しい仕事が生みだされたりするんじゃないかと思います。

その結果、AIの弱みを補うようなスキル=人間の強みを活かせるようなスキルのニーズが高まってくると思われます。

Nino
AIにはない人間らしさが強みになる!

そこでまずは、AIの強みと弱みを見ていき、AIが仕事に与える影響を見ていきます。

 

AIの強み

AIの強みは大きく分けて、以下の3つに分類できます。

①大量の情報を扱える

②合理的な判断ができる

③24時間稼働できる

 

①大量の情報を扱える

AIは膨大な量の情報分析や処理ができます。

情報の特徴や規則性、相関関係を見いだしたり、定性的情報を定量化することも得意です。

そのため、これまで人間が行っていたデータ入力や分析・処理といった単純な事務的作業は、AIに取って代わられていきます。

 

②合理的な判断ができる

AIは膨大な量の情報やデータを客観的に読みとり、冷静な判断を下すことができます。

また、無意識にリスクを避けるといった、感情的な判断を行いません。そのため、無駄なヒューマンエラーなどを避けることができます。

 

③24時間稼働できる

AIは機械であるため、24時間稼働することができます。

人間の場合は疲れたりすると、パフォーマンスが落ち、作業や判断にブレが生じてしまいます。

しかし、AIは常に一定のパフォーマンスを保ち続けることができるため、管理も行いやすいです。


このように、AIはルーティン的で機械的な作業が非常に得意なため、そのような仕事は今後減っていくと考えられます。

 

AIの弱み

AIの弱みは大きく分けて、以下の3つに分類できます。

①身体性が必要なマルチタスク

②直感/直観的の要素

③クリエイティブな要素

 

①身体性が必要なマルチタスク

AIは知的労働においてのみ、マルチタスクを行うことができます。

AIは身体性を持たず、感覚による微調整もできないため、多くの動作パターンが要求される作業は非常に困難です。

コンビニ店員のように、レジ打ちをし、商品の補充も行い、掃除もし、挨拶もするといった身体性が必要とされるマルチタスクはできません。

 

②直感/直観の要素

AIは非常に合理的な判断を下します。

そのため、直感/直観の要素を扱うことが非常に苦手です。

特に以下のようなものが苦手です。

・正解が分からない意思決定

・ゼロからイチを生みだすこと

・少ない情報からの判断

・目標を立てること

・意味的連想があること

・本音と建前の区別

・人が関わる時の判断

・あいまいなことの解釈

・トラブルが生じた際の瞬間的な判断や行動

・合理性を無視したアイデアを生みだすこと

これらのように、AIにとって、直感/直観の要素を扱うのことは最も苦手とする部分です。

そのため、私たちはこの直感/直観の要素でAIと差別化することができます。

 

③クリエイティブ要素

AIは合理的なため、人間の感情を動かすような、クリエイティブな作品を生みだすことが苦手です。

AI自身が作品を生みだすことはできますが、心や感性や価値観がないため、人の心を揺さぶるような本当の意味でのアートは難しいと考えられます。

実際、検索エンジンで「AI 絵」、「AI 写真」などと検索すれば見ることができますが、奇妙な作品が多いです。

 

AI時代に必要な能力

AI時代の能力 イメージAIに代替されない人材になるためには、人間ならではの強みを伸ばしていく必要があります。

特に今後は、知的労働の価値がだんだん下がってきて、感情労働の価値が上がると予想されています。

つまり、いかに「人の感情を動かせるか」ということが重要になってきます。

また、社会の変化スピードも速くなり、状況があっという間に変わることが予想されます。

そのため、状況の変化に柔軟に適応する能力、新たな課題を発見するような能力も必要となってきます。

Nino
人の心を動かすことが重要!

今後価値が上がってくると考えられるのは、以下のような能力です。

①対人関係能力

②オリジナリティ

③情報発信能力

④課題発見能力

⑤状況適応能力

 

①対人関係能力

感情労働の価値が上がることから、人と関わる機会も増えると考えられます。

そのため、共感能力やコミュニケーション能力が非常に重要になってきます。

心の知能指数である「EQ」や「ギブの精神」といった、人間関係を円滑に進める能力を意識する必要があります。

また、人に寄り添って共感や癒しを与えたり、安心や勇気やモチベーションを上げるような資源や能力の価値も上がります。

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②オリジナリティ

人の心を動かすという点で、オリジナリティも重要になってきます。

感性や価値観、世界観を表現したり、新しい何かを創造したり、発想、企画することで、人々を魅了することができます。

これは個人だけでなく、企業レベルでも当てはまります。

商品力で差別化できない時代には、人を惹きつけるストーリーや企画が非常に重要です。

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③情報発信能力

オリジナリティを表現したり、自分の価値を高める上で、情報発信能力も非常に重要になってきます。

今の時代、YouTubeやTwitterなどのプラットフォームが成長し、誰でも情報発信を行えるようになりました。

情報発信を行うことで「信用」が生まれ、そこから仕事や人脈が生まれる可能性もあります。

チャンスの種を植えるという点で、情報発信を行うメリットは大きいです。

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④課題発見能力

誰も気づかなかった新しい課題を発見し、新しいサービスを生み出す力、つまり課題発見能力が重要になってきます。

既存市場での差別化が難しくなり、似たような製品・サービスが増えることで、競争が激しくなり、結果的に消耗してしまいます。

だからこそ、普段から幅広い知識や情報に触れ、新しい課題(市場)を発見できる可能性を広げておくことが大事です。

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⑤状況適応能力

社会の変化スピードも速くなり、状況があっという間に変わるため、変化に柔軟に適応する能力が必要となってきます。

スキルや知識、人間関係を常にアップデートし、時代の変化をとらえるという意識が非常に重要になってきます。

 

最後に

AI イメージAIについて重要なことをまとめます。

・AIはテクノロジーの進歩によって注目されるようになった。

・AIの種類は「強いAI」「弱いAI」「特化型AI」「汎用型AI」に分類される。

・現在実用化されているのは「弱いAI」「特化型AI」である。

・「強いAI」「汎用型AI」の実用化はかなり先だと考えられている。

・知的労働の価値がだんだん下がってきて、感情労働の価値が上がる。

・AI時代には、いかに「人の感情を動かせるか」が重要になる。

AI時代には、いかに「人の感情を動かせるか」が重要になる。

今後、知的労働の価値がだんだんと下がり、感情労働の価値が上がります。

そのため、共感能力や、コミュニケーション能力などの人間が本来持っている強みを伸ばすことが、AI時代を生き残るためのカギになってきます。

 

以上です!それではまた!