こんにちは!Ninoです!
今回は「目標達成」について紹介します。
目標達成できるかどうかは、努力や才能よりもマインドやテクニックで決まります。
そのため、目標を達成する能力は誰にでも高めることができます。
目標達成の技術を身に付けることで、人生でより多くのことを達成できるようになります。
・目標達成に必要なマインド
・目標設定の方法
・目標達成の確率を高めるテクニック
目標達成に必要なマインド
目標達成するためには、根本的なマインドを見直す必要があります。
どんなに完璧な目標を立てて、素晴らしいテクニックを使ったとしても、心から目標達成できると信じていないと、叶わぬ夢で終わってしまいます。
そのため、まずは目標達成に必要なマインドを知っておく必要があります。
具体的には以下の3つを意識しましょう。
①成長することに集中する
②やり抜く力を発揮する
③現実的な楽観主義をもつ
①成長することに集中する
目標を達成するにあたり、「今何ができるのかではなく、これから何ができるようになりたいか」を考える必要があります。
そのためには、「目標は自分を成長させるためにある」と考え、自分が興味があり、価値があると信じていることに集中しましょう。
その際には、完璧主義にならず、失敗してもいいと開き直ることで、行動へのモチベーションが高まります。
②やり抜く力を発揮する
「やり抜く力=グリット」とは、困難にも屈せず、長期的な目標達成に向けて全力を尽くす力のことです。
この力の根本には「能力は経験や努力によって高めることができる」という考えがあります。
目標は自分の努力、計画、行動でコントロールできると考え、「情熱」と「粘り強さ」をもって取り組むことが重要です。
③現実的な楽観主義をもつ
「目標は達成できる」と信じるのは大事ですが、「目標は簡単に達成できる」とは考えてはいけません。
才能や運を根拠にした「非現実的な楽観主義」では、失敗する確率が高まってしまいます。
そのため、目指すべきは「現実的な楽観主義」です。
目標達成のためには「目標達成が簡単ではない」ことを意識し、それに相応しい努力をする必要があります。
具体的には、目標達成までの障害を把握し、詳細な計画を立てて、正しい行動をする必要があります。
目標設定の方法
目標を達成するためには、正しく目標を設定する必要があります。
「具体的でハードルが高い目標」を設定することで、パフォーマンスやモチベーションが高まったり、達成感や満足感が得られます。
また、労力や時間には限界があるため、大きな目標は1つに絞りましょう。
目標を設定する際にはフレームワークを活用するとよいでしょう。
代表的なものには以下のようなものがあります。
・SMARTの原則
・MACの原則
・願望実現の目標設定
SMARTの原則
SMARTの原則は最も一般的な目標設定方法です。
具体的には以下の5つの要素を基準とする目標を設定します。
①Specific(具体的な):目標が具体的か
②Measurable(測定可能な):達成度を測れる目標か
③Achievable(実現可能な):達成可能な目標か
④Relevant(関連した):目標の達成が自分の利益につながるか
⑤Time-bound(期限を定めた):期限が設定されている目標か
①Specific(具体的な)
目標は具体的であることが最も大事です。
抽象的すぎる目標は行動につながらず、達成したかの判別もできません。
②Measurable(測定可能な)
数値目標を設定し、目標達成のプロセスや進捗が測定できる必要があります。
数値化することで、どれくらい進んでいるかが見える化します。
③Achievable(実現可能な)
現実的に達成可能な目標を設定する必要があります。
達成不可能な目標はモチベーションの低下につながります。
④Relevant(関連した)
自分にとって意味のある目標を設定する必要があります。
自分の理想の未来、価値観に関係性がある目標はモチベーションを高めます。
⑤Time-bound(期限を定めた)
期限を具体的に決めることで時間の制約ができ、効率や集中力がアップします。
また、今とるべき行動が明確に見えてきます。
MACの原則
MACの原則は最もエビデンスがある目標設定方法と言われています。
具体的には、以下の基準を満たす目標を設定します。
①Measurable(測定可能性):目標が数字として測定可能なこと
②Actionable(行動可能性):目標を正確に把握し、そこにたどり着くまでのプロセスを明確に書き出せること
③Competent(適格性):目標を達成することが、自分の価値観に基づいていること
①Measurable(測定可能性)
数字を設定することで、目標達成のための行動計画が立てやすくなります。
また、目標の数字と現状を比較することで、どれくらい進んでいるのかが分かります。
②Actionable(行動可能性)
具体的な行動計画まで落とし込むことで、行動しやすくなります。
プロセスが明確に分かっていないと、どこから手をつけていいか分からなくなってしまします。
③Competent(適格性)
目標達成にはモチベーションの維持が欠かせません。
そのためには、目標が自分の価値観に合っていて、達成後に手に入る成果が自分にとって意味があるものである必要があります。
願望実現の目標設定
これは、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』で紹介されている願望実現のための目標設定方法です。
この方法は以下の4つを基準に目標を設定します。
①実現したい具体的目標
②代償
③最終期限
④詳細な計画
①実現したい具体的目標
自分が達成したい目標を具体的にする必要があります。
「~したい」ではなく「~する」という積極的な表現に切り替え、もうすでにその目標を自分が実現したと信じ込ませることが大切です。
②代償
目標を実現するために何を「差し出す」のかを決めましょう。
この世に代償を必要としない報酬など存在しません。
③最終期限
期限のない目標はゴールのない目標と同じです。
期限を設定することで、計画が立てられるようになります。
④詳細な計画
期限から逆算して計画を立てましょう。
目標に至るまでの小さな目標をいくつか設定し、段階的に達成していきましょう。
『思考は現実化する』ではこれら4つを紙に詳しく書き、1日に2回、起床直後と就寝直前に、なるべく大きな声で読むことで、目標実現の確率が高まると記されています。
目標達成の確率を高めるテクニック
目標を設定した後は、達成のために具体的な行動計画に落とし込んでいく必要があります。
目標達成において、多くの人は「何をすべきかを知らないために失敗する」のではなく、「何をすべきかを知っていながら失敗する」ことがほとんどです。
つまり、目標達成においての問題は行動にあると言えます。
以下では、目標達成のためのテクニックをいくつか紹介します。
①メンタルコントラスト
②if-thenプランニング
③目標までの距離を意識する
④「なぜ」と「なに」の問いを使い分ける
⑤意志力をコントロールする
①メンタルコントラスト
目標達成するためには、成功をイメージすると同時に、障害(失敗、挫折、予想外の出来事)を具体的かつ詳細にイメージする必要があります。
また、成功した自分と今の自分の差=コントラストを考える必要があります。
その際に有効なのが、「メンタルコントラスト」です。
具体的には次のような手順で考えます。
①目標を達成し、成功したときの感情をしっかり味わう
②心の中でそのときに起きていることを五感を使って明確にイメージする
③そこに至るまでの障害を考える
メンタルコントラストによって「今の自分に足りないもの」、「何をすべきか」が見えてきます。
メンタルコントラストのポイントは、結果よりもプロセスをイメージすることです。得られる結果だけを意識していたら、それだけで満足してしまい、行動をとらなくなってしまいます。
②if-thenプランニング
事前に「いつ」「何を」やるかをはっきり決めておくと実行できる確率は2倍から3倍も高くなると言われています。
その際に効果的なのが「if-thenプランニング」です。
if-thenプランニングでは、「Aが起きたらBをする」「Aの状況に陥ったらBをする」というように、行動のタイミングをあらかじめ明確に決めておきます。
それによって意識しなくとも、行動すべきときに自動的に行動できるようになります。
以下がif-thenプランニングの例です。
・「もし眠たくなったら、散歩に行く」
・「もしお腹が空いたら、筋トレをする」
・「もしスマホを見たくなったら、読書をする」
③目標までの距離を意識する
フィードバックで目標との距離を確認することで、自分が向上しているかが分かります。
そのため、フィードバックの予定をあらかじめ決めるなど、意識的に取り入れていく必要があります。
フィードバックを行うときの視点として「これから思考」と「これまで思考」があります。
「これまで思考」:どこまでやり遂げたのか(これまで進んだ距離)に視点を向ける
「これから思考」:あとどれだけやらなければいけないのか(目標までの距離)に視点を向ける
これから思考を重視して、目標までの距離を測ると、モチベーションは維持されます。
逆にこれまで思考が強くなると早い段階で達成感を持つため、モチベーションが下がる危険性があります。
フィードバックの頻度に決まりはありませんが、長期的な目標の場合には、頻度は少なめに、短期的な目標の場合には頻度は多めにするとよいでしょう。また、初心者はあまり頻繁にフィードバックをするとモチベーションが下がってしまうことが分かっています。逆に上級者ほど頻繁にしたほうがよいでしょう。
④「なぜ」と「なに」の問いを使い分ける
「なぜ」と「なに」の問いを上手く使い分けることで、目標達成へのモチベーションを維持することができます。
「なぜ」:遠い将来を抽象的に考える
「なに」:目の前の行為そのものを具体的に考える
「なぜ」の問いは、実際に行動によって得られるメリットに注目するため、意欲を高めやすくなります。
「なに」の問いはその目標が本当に実現できるのかに注目するため、目の前のタスクに集中できるようになります。
やる気を高め誘惑に打ち勝ちたいなら「なぜ」の視点から、集中したり、難しく不慣れな行動をするときは「なに」の視点から考えるとよいでしょう。
⑤意志力をコントロールする
目標達成のためには、意志力は必須の力です。
意志力とは、自分をコントロールして、物事を成し遂げる力のことです。
意志力の量には限界があり、ストレスや選択肢の多さなどによってすり減ってしまいます。
そのため、意識的に意志力をコントロールする必要があります。
具体的には以下のようなことを意識するとよいでしょう。
・習慣化する
・環境をコントロールする
・目標を思い出す
・大きな目標はひとつに絞る
・何もしない日(チートデイ)をつくる
最後に
目標達成について重要なことをまとめます。
・目標達成できるかどうかは、努力や才能よりもマインドやテクニックで決まる。
・目標達成においての問題は行動にある
・どんなに完璧な目標を立てて、素晴らしいテクニックを使ったとしても、心から目標達成できると信じていないと、叶わぬ夢で終わってしまう。
・「具体的でハードルが高い目標」を設定することで、パフォーマンスやモチベーションが高まったり、達成感や満足感が得られる。
・目標達成するためには、成功をイメージすると同時に、障害を具体的かつ詳細にイメージする必要がある。
目標達成できるかどうかは、努力や才能よりもマインドやテクニックで決まる。
目標達成できない理由として多くの場合、問題は「行動」にあります。
目標達成の確率を上げるためには、成功をイメージすると同時に、障害を具体的かつ詳細にイメージして計画を立てる必要があります。
以上です!それではまた!