こんにちは!Ninoです!
今回は「失敗」について紹介します。
「失敗は成功のもと」と言われるように、失敗は成功には不可欠な要素です。
しかし、多くの人は失敗に対する正しい知識がないため、その恩恵を活かしきれていません。
失敗にはいくつかの特徴があり、それらを理解し、成功のために管理するという姿勢が重要になってきます。
・失敗の特徴
・失敗から学ぶ方法
失敗について
「失敗は成功のもと」と言われるように、失敗は成功には不可欠な要素です。
しかし、多くの人が失敗に対してネガティブなイメージを持っていたり、システムの問題上、失敗から逃げたり、失敗を無視したりしています。
これは非常にもったいないことで、失敗の恩恵を活かしきれていません。
失敗に対する理解を深め、失敗を管理し学ぶ姿勢を持つことが重要になってきます。
失敗の特徴には以下のようなものがあります。
・私たちは自分自身の失敗を隠す
・失敗には複雑な要因が絡んでいる
・失敗には特定のパターンがある
私たちは自分自身の失敗を隠す
私たちには失敗を隠すという特徴があります。
人は誰でも失敗を認めるのは難しく、些細な失敗でも隠してしまいます。
特に自尊心や職業意識が脅かされた場合は、その傾向が強く表れます。
逆に、人は自分の失敗には言い訳するが、人が間違えるとすぐに責めたてます。
その結果、誰もが失敗を隠すようになり、学習に欠かせない貴重な情報源を失ってしまいます。
また、失敗を恐れるあまり、曖昧なゴールを設定し、達成できなくても誰にも非難されず、面目を失わないように逃げてしまいます。
さらに、他人から自分を守るばかりでなく、自分自身からも守るためにも失敗を隠します。失敗を記憶から消し去り、自分を正当化しようとします。
人は嘘をつくのではなく信じ込む
人は自分の信念と相反する事実を突きつけられると、自分たちの信念を変えること(自分の過ちを認めること)はせずに、事実の解釈を変えてしまいます。
つまり、失敗を成功だと思い込もうとします。
これは、「認知的不協和」によるもので、認めることもできるが難しくて、怖く、否定することで、自分の信念を貫けるからです。
人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感。
事実をありのままに受け入れることは難しく、人は自分の信念にしがみつけばしがみつくほど、相反する事実を歪めてしまいます。
特に問題の規模が大きかったり、努力をしたり、時間を費やしたり、影響力や立場がある場合には、その傾向が強くなります。
過去は事後的に編集される
意図的に人を欺く行為には、少なくとも自覚がありますが、認知的不協和は、自分が認知的不協和に陥っていることに滅多に気づきません。
記憶は様々な影響を受けやすく、思っているよりも信頼できるものではありません。
私たちには自分が実際に見たことより知っていることに記憶を一致させる傾向があります。
これは、後知恵バイアスによるもので、物事が起こってから、後付けで因果関係やストーリーを組み立ててしまいます。
失敗には複雑な要因が絡んでいる
失敗には複雑な要因が絡んでいます。
私たちは、知らないうちに世の中を過度に単純化してしまい、現実の複雑さを過小評価してしまいます。
そのため、世の中を単純だと思い込んでいれば、失敗から学ぶことがなく、深刻な結果をもたらしてしまいます。
複雑な世界から物事を学ぶには、その複雑さと向き合わなくればなりません。
失敗には特定のパターンがある
世界はとても複雑で失敗は予想を超えて起こることがあるため、失敗から学び、パフォーマンスを改善する必要があります。
失敗から学べない理由の一つとして、「クローズド・ループ現象」というものがあります。
失敗や欠陥に関わる情報が放置されたり、曲解されたりして、進歩につながらない現象。
この現象は、失敗することが不可能といった構造的な問題によって起こります。
これらは、政府機関、病院、企業、日常生活など現代社会の至るとこで見られます。
逆に、失敗が適切に対処され、学習の機会や進化がもたらされることを「オープン・ループ現象」といいます。
失敗を成功につなげる方法
失敗を管理し学ぼうとすることで、成功への道が開けます。
そのためには、失敗に対するマインドを変えるだけでなく、失敗を活かせるようなシステムをつくり、確率の高い行動を繰り返す必要があります。
失敗を成功につなげるためには、以下のようなことを意識しましょう。
・成長マインドセットを持つ
・バイアスを意識する
・システムを作る
・トライ&エラーを繰り返す
・ゲームのルールを変える
成長マインドセットを持つ
失敗から学べる人と学べない人の違いは、失敗の受け止め方の違いです。
成長マインドセットを持ち、成功へのプロセスに失敗は欠かせないと強く認識することが大事です。
成長マインドセットの人は、失敗を自分の力を伸ばす上で欠かせないものとして受け止め、固定マインドセットの人は、失敗を自分に才能がない証拠と受け止めます。
真の無知とは、知識の欠如ではなく、学習の拒絶です。失敗を避けられないものとして受け入れましょう。
バイアスを意識する
バイアスとは、認知や思考の偏りのことで、人間である以上誰でも影響されます。失敗から学ぶときにもバイアスは影響します。
失敗から学ぶためには、目に見えてないデータを含めたすべてのデータを考慮に入れなければなりません。
その際に、特に「確証バイアス」に気をつける必要があります。
自分に都合のいい情報ばかりを集めること。
確証バイアスに注意し、自分の仮説ばかりにとらわれず、多角的な視点を持って検証を行う必要があります。
注意深く考える力と、物事の本質を見抜こうとする意志が大事です。
バイアスは他にも「バンドワゴン効果」や「サンクコストバイアス」「後知恵バイアス」などがあるので、それらにも注意する必要があります。
システムを作る
成功の下には多くの失敗があると認識し、システムを「失敗ありき」で設計する必要があります。
失敗は理想と現実のギャップなので、ギャップを埋めるための努力、学習を最大限に活かせる方法、リスクなどを管理する必要があります。
データを活用し、常に有効な指標を追い求め、細かくフィードバックすることで、小さな改善が大きな飛躍につながります。
また、一時的に成果が得られても、成功要因を把握できないと、長期的には失敗するので、成功要因を把握することが重要です。
トライ&エラーを繰り返す
トライ&エラーを繰り返し、成功確率を上げていくことが重要です。
分かっているつもりのことと、本当に分かっていることの間には圧倒的な隔たりがあります。
そのため、早い段階で試行錯誤することで、失敗と成功のギャップが分かり、素早く改善ができます。
また、失敗を自分で全部経験するには時間が短すぎるため、他人の失敗から学ぶことも必要になってきます。
ゲームのルールを変える
システムの改善ではどうにもならない場合には、ゲーム自体のルールを変える必要もあります。
常識を疑い、よりよい選択肢を探すことで、突破口が見えてくるかもしれません。
最後に
失敗について重要なことをまとめます。
・「失敗は成功のもと」と言われるように、失敗は成功には不可欠な要素。
・多くの人が失敗に対してネガティブなイメージを持っていたり、システムの問題上、失敗から逃げたり、失敗を無視したりしている。
・失敗に対する理解を深め、失敗を管理し学ぶ姿勢を持つことが重要。
・私たちには失敗を隠すという特徴がある。
・失敗には複雑な要因が絡んでいる。
・失敗に対するマインドを変えるだけでなく、失敗を活かせるようなシステムをつくり、確率の高い行動を繰り返す必要がある。
失敗は成功のもと。
失敗は成功には不可欠な要素です。
そのため、失敗に対する理解を深め、失敗を管理し学ぶ姿勢を持つことが重要になってきます。
以上です!それではまた!