【究極の集中】「フロー体験」で最高の時間を過ごそう。【パフォーマンスアップ】

フロー イメージ ライフスタイル

こんにちは!Ninoです!

今回は「フロー」について説明していきます。

フローとは、簡単に言うと究極の集中状態のことで、何かに夢中で取り組んでいる時などに、体験することができます。

フローは無意識に体験していることが多いですが、意識して作り出すことも可能です。

Nino
フローは究極の集中状態!

 

✓記事の内容

・フローについて

・フローの条件

・フローに入る方法

フローについて

フロー イメージフローとは、心理学者のミハイ・チクセントミハイが著書『フロー体験 喜びの現象学』提唱した概念のことで、時間を忘れるほど目の前のことに夢中になって集中している状態のことです。

つまり「究極の集中状態」ということです。

フローによってパフォーマンスが上がったり、痛みや疲労が減少したり、幸福感が上がったりもします。

実際、フローが多い人は物事をやり抜く力が強く、生産性も高いと言われています。

Nino
フローには様々な効果がある!

フローの状態の例としては以下のようなものがあります。

・集中しすぎて声をかけられても気づかない

・楽しい時間があっという間に過ぎる

・状況をコントロールしている感覚がある

・五感が研ぎ澄まされている

後ほど詳しく説明しますが、フローは課題とスキルがともに高いレベルにあるときに起こるとされています。

フロー体験
Nino
フローは課題とスキルが高いレベルにあるときに起こる!

 

M・チクセントミハイ,世界思想社,1996/8/1

 

フローの8つの構成要素

心理学者のミハイ・チクセントミハイは、フローに入るための条件として、8つの構成要素があると言っています。

①明確な目的

②活動への集中

③自意識の消失

④時間感覚の歪み

⑤直接的なフィードバック

⑥適切な難易度

⑦コントロール感覚

⑧活動に価値がある

この中のすべての要素を満たす必要はなく、3つほど満たしていればフローに入ることができます。現実的にすべてを満たすことはかなり困難です。

Nino
フローにはいくつもの条件がある!

 

①明確な目的

「何のためにやっているのか」という明確な目的が必要です。

目的を明確にすることで、手順をイメージしやすくなり、活動に集中できるようになります。

 

②活動への集中

取り組んでいる活動に集中する必要があります。

お金や時間を惜しまずに使ってもいいと思える「好きなこと」だと集中しやすくなります。

 

③自意識の消失

活動に没頭しすぎて、我を忘れた状態のことです。

周りのことが気にならなくなります。

 

④時間感覚の歪み

時間感覚が短縮されたり、延長されたりします。

楽しい時間があっという間に過ぎたり、つまらない時間が永遠に感じたりすることがあります。

 

⑤直接的なフィードバック

1つ1つの細かい行動に対して、直接的で瞬時のフィードバックがあり、効果がすぐに実感できることが大事です。

 

⑥適切な難易度

取り組んでいる活動のレベルが、自分の能力に対して難しくすぎず、優しすぎない必要があります。

難しすぎると挫折し、簡単すぎると飽きています。そのため小さな挑戦を盛り込む必要があります。

 

⑦コントロール感覚

「自分で状況をコントロールしている感覚」が必要です。

取り組んでいる活動の状況を正確に把握し、自分の思い通りに制御している感覚が重要です。

 

⑧活動に価値がある

活動の結果に得られる報酬が目当てではなく、活動自体に価値を見出し、取り組む必要があります。

お金を得るための仕事よりも、スキルアップを目的にしている仕事の方がフローに入りやすくなります。

 

フローに入る方法

フロー イメージフローに入るには、そのための方法を知っている必要があります。

ポイントは以下の3つです。

①リラックス

②ルーティン

③フローフォーム

これらを意識することで、意図的にフロー状態を生み出すことができます。

Nino
意識的にフローを引き起こせる!

 

①リラックス

フローは、リラックス状態から生み出されます。

肩から力が抜けて、目の前のことだけに意識が向いている状態が理想です。

逆に「何としてでも集中しなければ!」と力が入れば、余計な思考に意識が向き、フローに入ることはできません。

リラックスしている時には以下のような特徴が見られます。

・呼吸が深い

・呼吸が安定

・姿勢がぶれない

・感覚が研ぎ澄まされている

・肩の力が抜ける

意図的にリラックス状態を生み出すために、自分だけのリラックス方法を探しましょう。

 

②ルーティン

フローに入るためのルーティンがあれば、スムーズにフローに移行することができます。

例えば以下のようなものが考えられます。

・ストレッチをする

・深呼吸をする

・仮眠をとる

・シャワーを浴びる

・音楽を聴く

 

③フローフォーム

フローフォームとは、フローに入った時の状態で、呼吸やコンディション、メンタル、姿勢などのことです。

フローフォームを認識することで、意図的にフローを再現することができます。

そのためには、フロー時の感覚を言語化する必要があります。

以下が例です。

■フローに入ると意識がかすんでくる

■フロー時の感覚

・視覚→焦点が定まり、まばたきのペースがゆっくりになる

・聴覚→少し耳鳴りがして、周りの音が聞こえづらくなる

・触覚→手の指先からだんだんと身体が冷えてくる

・味覚→変化なし

・嗅覚→変化なし

■フローに入りやすい時間帯

・起床後2~3時間

・夕方(16時~18時)

■フローの波

・1回のフローが90分間持続

・1回/5時間のペースでフローに入れる

 

最後に

フロー イメージフローについて重要なことをまとめます。

・フローとは「究極の集中状態」のこと。

・パフォーマンスが向上する。

・幸福感が得られる。

・フローには8つの構成要素がある。

・意図的にフローは生み出せる。

フローは究極の集中状態。

フローに入ることで、パフォーマンスが向上したり、幸福感が得られたりします。

フローは意図的に生み出せますが、最大限に活かすためには、無意識にフローに入っていることが大事です。

そのために、本当に自分が好きなことを見つけたり、環境にこだわるなどして、「いつの間にかフローに入ってた」という状態を目指しましょう。

 

以上です。それではまた!

 

おすすめの本
M・チクセントミハイ,世界思想社,1996/8/1