人間は誰もが悪に墜ちる可能性を持っています。特に「没個性化」「非人間化」「反社会的行動」「権威への服従」「集団規範への無批判の同調」などは人間が悪に墜ちる要因です。
悪に墜ちないためには、「自分の頭で考えること」と「客観的な視点をもつ」ことが大事です。

私たちはテクノロジーやマーケティング活動などによって、知らない間に依存症を引き起こすようにコントロールされてたりもします。現代は「物質依存」から「行動依存」へと傾向が移り変わっています。そのため、依存を引き起こす要因を知り、人生の主導権を取り戻す必要があります。

私たちは未来の感情を予測できると信じています。しかし実際には想像力の限界により、未来の感情を正確に予測することはできません。一部分で解釈したり、今の自分を未来に投影したり、現在の感情が影響したりと未来の感情予測には様々な困難がつきものです。

自己認識とは「自分自身を正確に理解する力」のことで、仕事や人間関係など人生のあらゆる場面において重要な能力です。自己認識が高い人の方が幸福度が高く、自己認識の欠如はリスクにつながります。自己認識には内的自己認識と外的自己認識が存在します。

信頼は社会生活の必需品で、信頼は多くの事柄に影響を与えます。信頼があることで、私たちは他人と協力したり、他人に選ばれやすくなったりと恩恵を受けることができます。つまり、信頼を獲得することで自分の人生の質を上げることができます。

先延ばしとは、自分にとって好ましくない結果を招くと知りながら、自発的に物事を延期することです。私たちは、やるべきことを実行したいと思っているのに先延ばしをしてしまいます。また、それが原因で人生のあるゆる場面で代償を支払うことになってしまいます。

「好奇心」は、知性や粘り強さと同じように、人生の成功要因です。好奇心は理解と理解の欠如、知識の空白によって促され、情報の空白を埋めようとする苦労、不確実性、ミステリー、無知の自覚があってこそ存在します。現代では「好奇心格差」が起こっています。

ストレスと上手く付き合うには、ストレスを減らしたり、避けるのではなく、受け入れる必要があります。ストレスの欠如は人を不幸せにするため、ストレスに対して正しいマインドセットを持ち、適切に対処する事が大事です。ストレスを感じるのは、人生を全力で生きている証です。

「マインドフルネス」とは、今という瞬間に意識を向け、自分が感じている感覚や感情、思考をありのままに観察することです。マインドフルネスで脳機能がアップし、集中力・記憶力向上、ストレス低減など様々な効果が得られます。非常にシンプルで実用的です。

「セルフ・コンパッション」とは、自分自身に対しての思いやりや優しさのことで、幸せに生きるためには必要不可欠なスキルです。セルフ・コンパッションでは、自分自身の不完全さを受け入れ、自分に対して大切な友人のように優しく接します。