こんにちは!Ninoです!
今回は「ギブ&テイク」について紹介していきたいと思います!
ギブ&テイクは世の中を形成する1つのルールで、何かを与えたら見返りに何かを受け取るというものです。
私たちは、ギブ&テイクを特に意識せずに当たり前のように行っていますが、これには、いくつかの行動タイプがあります。
この無意識の行動によって、私たちの人生が左右されています。
・ギブ&テイクについて
・3つの行動タイプ
・成功しやすい行動タイプ
ギブ&テイクとは
何かを与えたら、見返りに何かを受け取ること。
ギブ&テイクは世の中を形成する1つの原理です。
これには、人間の心理的特性が影響しています。その特性を「返報性の法則」と言います。
人は他人に恩を受けたら、自分は似たような形で恩返ししなければいけないと思う法則。
例えば、プレゼントを貰った時は、何か返さないといけないという気持ちが発生します。
私たちの心の中では「返さなければ申し訳ない」という罪悪感や、「返さないと周りからどんな目で見られるか分からない」という義務感が発生します。
このような心理からギブ&テイクは成り立っています。
このギブ&テイクをどのような形で行うかで、人生で成功する確率が変わってきます。
ギブ&テイクの行動パターンは、次の3つのタイプに分類されます。
①ギバー→人に惜しみなく与える人
②テイカー→自分の利益を優先させる人
③マッチャー→ギブ&テイクのバランスをとる人
これらのタイプは、環境などによって変化します。ある場面ではギバー、別の場面ではテイカーということもあります。
そもそもどれか1つのタイプで人生のすべての領域に対処するのは困難です。
①ギバー
ギバーは見返りなど関係なしに、とにかく相手に与えます。
ギブ&テイクの関係で相手の利益を優先し、受け取る以上に与えようとします。
テイクを目的とせず、自分が払う犠牲をあまり気にせずに相手が何を求めているか考えます。
そのような姿勢が他人の心を動かし、最終的にテイクが自分に返ってきます。
ギバーは良くも悪くも二極化します。平均的なパフォーマンスが最も高いのがギバーですが、最も低いのもギバーです。
ここから成功するギバーには何らかの条件があることが分かります。これに関しては後ほど説明します。
②テイカー
テイカーは相手の利益よりも自分の利益を真っ先に優先させます。
ギブアンドテイクの関係を自分に有利にし、与えるより多くを取ろうとします。
ギブすることもあるが、目的はあくまでもテイクです。自分の利益を得る手段としてのみ、相手にギブします。
もし、テイクという目的を達成する手段として有効だと考えれば、積極的にギブします。
とにかく「何かを得てやろう」という気持ちが強く、相手が自分にとって役に立ちそうか、そうではないかを見分け、それによって態度を変えます。
③マッチャー
マッチャーはギブ&テイクの関係を5分5分にしようとします。
自分と相手の利益・不利益のバランスを公平にしようとします。
「これだけしてもらったから、私もこれくらいお返ししよう」という思考と行動パターンになります。
1番多いのがこのタイプで、ギブがあればテイクで返しますが、自分から積極的にギブすることはありません。
成功するギバーになる方法
社会で大きな成功を目指すには、ギバーを目指した方がいいと言われています。
ギバーになるには、速効性や確実性を求めてはいけません。ギバーにとっての恩恵とは思いがけずに来るものです。
人に与えたことがいつ返ってくるか分からないし、必ず返ってくるとも限りません。そのため、事前の期待や意図を捨てる必要があります。
また、ギバーは良くも悪くも二極化します。
平均的なパフォーマンスが最も高いのがギバーですが、最も低いのもギバーです。
ここでは、成功するギバーになるためにはどうすればいいかを紹介していきます。
・他者志向性をもつ
・テイカーを見極める
・ギバーの強みを生かす
他者志向性をもつ
成功するギバーになるためには、「他者志向性」をもつ必要があります。
他者志向性とは、他人の利益を追求しても自分の利益を見失わないことです。つまり他人の利益と自分の利益を同時に追求するということです。
そのためには、自分にとって意義があること、楽しめることをする必要があります。
これによってギバーは他人だけでなく自分にも与えることができます。
逆に失敗するギバーは「自己犠牲的」で自分の利益をかえりみず、他人のために多くの時間とエネルギーを割きます。
これは義務感からくるもので、その結果自分が無駄に消耗してしまいます。
また、自己犠牲タイプのギバーは他者志向のギバーより助けを受けることがはるかに少なくなります。
それは他人に迷惑をかけたくないという気持ちからです。
自分自身の幸せを守ることの大切さを理解し、時には人に頼るなどして、他者志向のギバーを目指しましょう。
テイカーを見極める
失敗するギバーは基本的に「人は善人」という前提で相手と関わります。その結果、テイカーに騙され、利用されてしまいます。
成功するギバーになるためには、相手の真意を見極め、テイカーを割り出す必要があります。
しかし、テイカーは初対面では好感をもたれようと本性を隠しています。
テイカーを完全に見極めるのは難しいですが、特徴としては以下のようなものがあります。
・主語が常に「私」
・自己主張が強い
・用心深く、自己防衛的
・自信過剰
・自分の弱みをさらけださない
・富、権力、快楽、勝利にこだわる
このような特徴があればテイカーの可能性があるので用心したほうがいいです。
もし、相手がテイカーと分かった場合は、付き合う時はマッチャーとして振舞いましょう。
ギバーの強みを生かす
人間関係で、ギバーはネットワークから多くの恩恵を受けることが出来ます。
ギブするほど相手に信頼され、評判がどんどん高まるからです。その結果、周りの人から助けてもらえ、自分の可能性の世界が広がります。
普段から「この人にどんなことをしてあげられるだろうか?」と考えることで、ギバーの強みを生かすことができます。
それだとテイカーに利用されるのではないかと思うかもしれませんが、ほとんどの人がマッチャーで、テイカーは少数です。
もし、テイカーが悪いことをするとマッチャーがそれを懲らしめようとします。
また、ギブの行動は感染します。誰かが積極的にギブをすると、周りの人が感化されてギバーが増えていきます。
このようにギバーの強みを積極的に生かすことで、人生で成功する確率を高めることができます。
ギバーが成功する時代
SNSなどの成長で、ギバーが成功しやすい時代になってきています。
自分の行動などがすぐに拡散し、周りの人の目に入りやすくなっているからです。
逆にテイカーにとっては成功しにくい時代になってきました。悪いこともすぐに拡散して、知られてしまうからです。
また、多くの人は強いつながりの人ではなく、弱いつながりの人から恩恵を得ているという研究結果があります、
そのため、SNSなどで弱いつながりの人と繋がり、ギバーとして人間関係を築いていくことで、恩恵を最大限に受け取ることができます。
今の時代なら、TwitterやYouTube、ブログなどでの情報発信を行ってみるのもいいかもしれません。
最後に
ギブ&テイクについて重要なことをまとめます。
・ギブ&テイクは世の中を形成する1つのルール。
・ギブ&テイクのタイプで人生で成功する確率が変わってくる。
・「ギバー」、「テイカー」、「マッチャー」の3タイプがいる。
・ギバーにとっては「ギブ&テイク」ではなく「ギブ&ギブ&ギブ」。
・社会で大きな成功を目指すには、ギバーを目指した方がいい。
・ギバーが成功しやすい時代になってきている。
・成功するギバーは「他者志向的」、失敗するギバーは「自己犠牲的」。
・人間関係で、ギバーはネットワークから多くの恩恵を受けることができる。
・普段から「この人にどんなことをしてあげられるだろうか?」と考える。
・ギブの行動は感染する。
「ギブ&ギブ&ギブ」が最強のコミュニケーション戦略である。
今の時代はとにかく与えたほうが成功します。
「ギブ&ギブ&ギブ」を意識することで、最終的に自分に返ってきて、恩恵を得ることができます。
そのため、普段から「この人にどんなことをしてあげれるだろうか?」と考えてみましょう。
以上です!それではまた!