こんにちは!Ninoです!
今回は「シェアリングエコノミー」について紹介していきます。
個人と個人がインターネット上で共有や交換が行えるプラットフォーム、つまり「シェアリングエコノミー」の広がりによって、私たちの所有や利用のハードルが大きく下がりました。
その結果、私たちはより多くの知識を得たり、体験をしたり、これまでとは違う生きかたを選択できるようになりました。

また、シェアリングエコノミーは経済的・社会的な問題の解決策としても注目されています。
今後、シェア時代に移行することで、これまでの時代の常識が変化し、私たちの生活スタイルも変わってくると考えられます。
・シェアリングエコノミーについて
・シェア時代の常識
・シェア時代の生活
シェアリングエコノミーについて
インターネットなどを通じて、モノ・知識・お金といった個人の遊休資産を共有・交換して利用する経済的・社会的な仕組み。
「遊休資産」…稼働していない資産のこと。
簡単に言えば「使っていない個人資産を共有・交換して有効活用する仕組み」ということです。
シェアリングエコノミーが発展した理由は、個人と個人がインターネットを通じて直接つながれるようになったからです。
また、様々なシェアリングサービスが登場してきたおかげで、シェアできるものがどんどん増え、利用者が増加したことにもあります。
具体的には次のようなものがシェアできるようになりました。
・モノ
・お金
・知識
・経験
・スキル
・時間
・場所
・ヒト
このように様々なものがシェアできます。

日本で有名なシェアリングサービスと言えば、フリマプリの「メルカリ」、民泊シェアの「Airbnb」、ライドシェアの「Uber」、スキルシェアの「クラウドワークス」、資金調達ができる「クラウドファンディング」などがあります。
他にも様々なシェアリングサービスがありますが、紹介しきれないので、もし気になったら以下の記事を読んでみて下さい。
シェア時代の常識
今後、シェアリングエコノミーの環境が整っていくことで、これまでの常識が変わっていきます。ポイントは次のようなものです。
①目に見えないものが価値になる
②組織から個人へのパワーシフト
③所有から利用へ

①目に見えないものが価値になる
これからの時代は、お金や地位などの社会的なものから、目に見えない内面的なものに価値が移っていきます。
社会全体がモノがない生活からモノがある生活へ変わったり、大量生産・大量消費や格差を生む資本主義の限界などが原因です。
今後、幸せの定義が変わっていくことで、次のようなものが重要になると考えられます。
・共感
・つながり
・信頼
・感動
・感情
・感謝
・愛
・影響力
・注目
・知識
・スキル
・経験
信頼がカギ
幸せの定義がシフトすることで「信頼」の価値が上がります。
お金や社会的ステータスを持っている人よりも、より多くの信頼を獲得している人の方が有利になってきます。
多くのシェアリングサービスでは、レビューやフォロワー数、共感の数などが視覚化されるため、信頼がないとシェアリングエコノミーの恩恵を受けづらくなります。
メルカリだと評価が低いと買ってもらえなかったり、クラウドファンディングだとお金が集まりにくいかもしれません。
信頼を築く方法には、次のようなものがあります。
・相手に与える
・相手を信頼する
・誠実さを大事にする
・個性やオリジナリティを発揮する
このような「人間らしさ」や「思いやり」を大切にすることが、信頼の構築につながります。
シェアの本質はつながり
シェアリングエコノミーの発展によって、つながりをつくるきっかけが増えました。
そこで信頼を高めたり、コミュニティの輪を広げたりすることもできます。
これまでは、学校や職場などの場所でつながることがほとんどでしたが、価値観、目的、消費などでもつながれるようになれました。
つながりや親切は幸福感アップにもつながるため、シェアによるコミュニケーションは今後ますます重要になってくるでしょう。
②組織から個人へのパワーシフト
様々なシェアリングエコノミーが生まれることで、コミュニティが分散し、私たちはコミュニティを選択することが可能になります。
それによって、信頼さえあれば、組織などに属さなくても個人と個人のネットワークで生きていくこともできます。
つまり、組織から個人へのパワーシフトが起きる=個人が主役の時代が訪れます。
フリーランスとして旅をしながら仕事をしたりなどがその例です。
③所有から利用へ
シェアによって必要な時に必要な分だけ利用できるので、所有のメリットが薄れてきました。
むしろ所有しないことで、制約から自由になれるので、身軽に生きれるようになります。
生活の維持のために所有したものは、生活を変えたいときに心理的・物理的ハードルになるため、所有しないことが幸せにつながることがあります。
シェア時代の生活の変化
シェアリングエコノミーの発展によって、私たちの生活にも変化が起きます。
具体的には以下のようなものです。
・働き方
・住居、暮らし
・移動
・学び
・子育て・介護
働き方
組織に属さなくても好きな仕事を、好きな時間に、好きな場所で、好きなだけ働くことが可能になります。
また、スキルがなくても、自分の所有している場所やモノ、経験や知識をシェアすることで、誰でも収入を得ることもできます。
そのため、子育てや介護でフルタイムで働けないなど、何かしらの制約がある人でも働けるようになります。
住居、暮らし
シェアリングエコノミーの発展によって、世界中に拠点を持つことが可能になりました。
その結果、いろいろな場所に住んだり、旅をしながら生活するハードルが下がりました。
また、ライフスタイルや趣味を共有する人同士で暮らしたりもでき、今まで以上に多くの人とつながれるようになりました。
月額制で様々な拠点に住める、サブスクリプション型サービスも登場したため、「アドレスホッパー」という移動しながら生活する人も増えてきています。
移動
今後「MaaS」により移動が最適化されます。
都市部ではシェアリング自転車、地方ではカーシェアリングといったように場所に合わせたライドシェアサービスが増えてくるでしょう。
MaaSによって、アプリ1つでルート検索から予約、決済まで完了できるようになり、その選択肢にライドシェアサービスが入ってくると考えられます。
学び
シェアリングエコノミーの発展によって、誰もが教えたり、学んだりすることができるようになりました。
YouTubeで情報発信したり、オンライン講座を販売したり、コミュニティを作ったりすることができるようになりました。
学ぶ際は、YouTubeで無料で学習したり、オンライン講座を買ったり、コミュニティに所属して教えてもらったりできます。
このように、学びが変わることで様々なカリキュラムが生まれ、より個人のニーズに合った学びが可能になります。
子育て・介護
シェアリングエコノミーによって、子育てや介護も変わってくると考えられます。
コミュニティ内で、悩みを相談したり、困った時に助け合ったりするようなことが増えてくるかもしれません。
今後は、家族同士で支え合うという価値観から、社会で支え合うという価値観に変わる可能性があります。
最後に
シェアリングエコノミーについて重要なことをまとめます。
・「シェアリングエコノミー」とは、使っていない個人資産を共有・交換して有効活用する仕組み。
・シェアリングエコノミーの広がりによって、私たちの所有や利用のハードルが大きく下がった。
・シェア時代に移行することで、これまでの時代の常識が変化し、私たちの生活スタイルも変わってくる。
・シェア時代では、目に見えないものが価値になる。
・シェア時代では、組織から個人へのパワーシフトが起きる。
・シェア時代では、所有から利用が当たり前になる。
・シェア時代では、信頼がカギを握る。
シェアリングエコノミーが生活と常識を変える。
シェア時代では、目に見えないものが価値になったり、組織から個人へのパワーシフト、所有から利用が当たり前になります。
また、所有しないことが幸せにつながるかもしれません。所有が制約を生み、自由を奪ってしまう可能性があります。
シェア時代を最大限に楽しむためには、何よりも「信頼」を大切にしていく必要があります。
以上です!それではまた!