こんにちは!Ninoです。
今回は「嫌われる勇気」について紹介していきます。
嫌われる勇気とは、アドラー心理学のエッセンスを分かりやすく解説した本『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』の中で紹介されている人生を幸せに生きるための教えです。
アドラー心理学では、「すべての悩みの根源は対人関係にある」「問題は世界がどうであるかよりも、あなたがどうあるか」など幸せに生きるためのヒントが数多く存在します。
もしあなたが次のようなことを考えてしまい、生きづらさを感じているのであれば、嫌われる勇気で救われるかもしれません。
・劣等感を感じてしまう
・孤独感に襲われてしまう
・人の幸せを素直に喜べない
・人に嫌われるのが怖い
・誰かに認められたい
・自分の考えや行動を変えたい
・アドラー心理学の考え
・アドラー心理学の実践
・本当の自由とは?
「あなた」が世界を複雑なものとしている
人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをした主観的な世界に住んでいる。
「問題は世界がどうであるかよりも、あなたがどうあるか」ということです。
物事の捉え方(意味づけ)さえ変えてしまえば、世界を変えることが可能です。
もしあなたが「自分は不幸だ」と思っているなら、それはあなた自身が「不幸であること」を選んだからです。
それと同様に「自分の性格や考え方、行動を変えれない」というのも、あなた自身がそれを選択しているからです。
しかし、価値観やライフスタイルが先天的に与えられたものでなく、自分で選んだものであるならば、再び自分で選び直すことは可能です。
そのため、あなた自身が「幸せであること」を選べば、あなたは「自分は幸せだ」と思えるということです。
すべての悩みは対人関係から
人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。
私たちが生きるうえで、対人関係は切り離せないものです。
対人関係の中で、私たちは他者から何らかの影響を受け、悩みはその過程で発生します。
以下がその例です。
【自分が嫌い】
→自分が嫌いなのは「自分を好きにならないでおこう」と決心しているから
=他者から嫌われ、対人関係のなかで傷つくことを、過剰に恐れている
=目的が「他者との対人関係のなかで傷つかないこと」になっている
【孤独感や劣等感を感じる】
→他者との比較を行うことで表れる感情が孤独感や劣等感
→そもそも「他者」という概念がないと、これらの感情は存在しない
【幸せな人を心から祝福できない】
→無意識に対人関係を競争で考え、「わたしの負け」であるかのように捉えている。
このように、すべての悩みの根源は対人関係にあるといえます。
アドラー心理学の実践
私たちが、日常生活でアドラー心理学を実践するには、特に3つのポイントを意識するとよいでしょう。
①承認欲求を捨てる
②課題の分離を行う
③他者貢献する
①承認欲求を捨てる
アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定しています。
承認欲求はあなたの自由を奪います。
他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。
私たちは、他者の期待を満たすために生きているのではありません。
同様に、他者もあなたの期待を満たすために生きているのではありません。
他者の期待を満たすように生きること、自分の人生を他人任せにすること。これは、自分に嘘をつき、周囲の人々に対しても嘘をつき続ける生き方です。
自分の世界に生きる
「好かれたい」、「嫌われたい」という欲求を満たすために、他者の期待に応えることをやめて、自分の人生を生きましょう。
普通であることの勇気をもつ
普通=無能ではありません。
わざわざ自分の優位性を示すことで、他者の注目を集め「特別な存在」になる必要性はありません。
ありのままの自分を受け入れる
自分のマイナス面も含め、ありのままの自分を受け入れましょう。
「自己受容」によって、人生が楽になります。
②課題の分離を行う
われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要があるのです。
課題の分離とは、「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題を分離することです。
あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に踏み込むこと、あるいは自分の課題に踏み込まれることで引き起こされます。
他者の課題には介入せず、自分の課題には介入させない
向き合う課題が、誰の課題かを見分ける必要があります。
そこで「その課題によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考える必要があります。
他者の課題に踏み込もうとすることは、自己中心的な発想です。
自分の信じる最善の道を選ぶ
その選択について他者がどのような評価を下すのかは、他者の課題であって、どうすることもできません。
そのため、自分の課題に集中することが大切です。
③他者貢献をする
共同体感覚とは、幸福なる対人関係のあり方を考える、もっとも重要な指標なのです。
幸福なる対人関係には「共同体感覚」が必要になってきます。
共同体感覚は自らの主観で「他者に貢献できている」と思えることで、他者貢献によって得られます。
そのため、他者の評価を気にする必要がありません。
また、他者貢献は目に見えない小さなものでも構いません。
自己への執着を他者への関心に切り替えていく
他者(共同体)に対して、積極的にコミットしていく必要があります。
「この人は私に何を与えてくれるか」ではなく、「私はこの人になにを与えられるのか?」と考えること重要です。
「嫌われる勇気」を身に付け、自由に生きる
自由とは、他者から嫌われることである。
他者の評価を気にせず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方、つまり自由になることはできません。
そのために、「嫌われる勇気」をもつ必要があります。
自分が変わったところで変わるのは「自分」だけです。その結果、相手がどうなるかは分からないし、自分にはコントロールできません。
しかし、「嫌われる勇気」をもち、考えや行動を変えることで、人生に変化が訪れることは間違いないです。
最後に
嫌われる勇気について重要なことをまとめます。
・「問題は世界がどうであるかよりも、あなたがどうあるか」。
・あなた自身が「幸せであること」を選べば、あなたは「自分は幸せだ」と思える。
・認識を変えれば世界が変わる。
・すべての悩みは対人関係から。
・「課題の分離」を行い、自分の課題と他者の課題を分離することが大事。
・承認欲求を捨て、自分の人生を生きることが大事。
・「他者に貢献できている」と思えることが大事。
・自由になるには「嫌われる勇気」をもつ必要がある。
嫌われる勇気をもち、自由に生きる。
承認欲求を捨てることが自由で幸せに生きるための秘訣です。
そのためには、自分の課題と他者の課題を分離するなどして、自分がコントロールできる部分に集中する必要があります。
また、認識を変えれば世界が変わるため、「幸せであること」を選択しましょう。
以上です!それではまた!