こんにちは!Ninoです!
今回は「シングルタスク」の重要性について説明していきます。
シングルタスクは、1つの作業を集中して行うことで、シングルタスクによってパフォーマンスが上がります。
しかし、インターネットの発達、デバイスの普及などによって、様々な誘惑が存在するため、2つ以上の作業を同時に行うマルチタスクになりがちです。
マルチタスクは一般にシングルタスクに比べて集中力が低く、パフォーマンスが悪いと言われています。
・シングルタスクについて
・マルチタスクについて
・マルチタスクと社会の関係
・シングルタスクに切り替える方法
シングルタスクとマルチタスク
私たちが作業に取り組むスタイルによって、シングルタスクと、マルチタスクに分けられます。
シングルタスク
シングルタスクとは、1つの作業を集中して行うことです。
シングルタスクによって強いエネルギーと高い集中力が得られ、パフォーマンスの向上につながります。
また、シングルタスクによって充足感が得られ、より深い幸福感が得られることも分かっています。
シングルタスクでは、1つの作業に没頭し、今に集中する必要があります。
1つの作業に没頭するとことで、フローに入ることも可能です。
フローとは「超集中状態」のことで、その作業に完全に集中し、普段より高い能力を発揮することができる状態です。
マルチタスク
マルチタスクとは、2つ以上の作業を同時に行うことです。
普段からマルチタスクを行っている「マルチタスカー」は、「シングルタスカー」に比べて集中力が低く、パフォーマンスが悪いと言われています。
また、マルチタスカーは外部の影響を受けやすく、状況の変化に適応する柔軟性も低いとされています。
マルチタスクの例には以下のようなものがあります。
・スマホを見ながら勉強をする
・会話中にスマホを見る
・TVを見ながら本を読む
マルチタスクは幻想である
私たち人間は、1度に複数のことに注意を向けることができません。
私たちがマルチタスクだと思っているものは、シングルタスクのスイッチを繰り返しているだけです。(タスク・スイッチング)
タスク・スイッチングは、0.1秒程で行わているため、私たちはタスクの切り替えに気づくことができません。
タスクの切り替えのたびに、集中力の源である「意志力」を消耗し、集中力も低下してしまいます。
意志力とは、自分をコントロールする力のことで、量に限界があり、低下することで気が散りやすくなります。
そもそも、1度に複数のタスクををこなそうとする事自体が「気が散っていること」を意味します。
なぜなら、すでに意識が2つ以上にむいているからです。
また、複数のタスクを同時にこなそうとすると、結果として1つずつこなすよりも時間がかかります。
例外として、どちらかのタスクが集中力を必要とせず、自動的にできるなら、互いに邪魔をしない2つの活動を同時に行っても問題ありません。
これはタスクの慣れなどによって、できるレベルが異なります。
以下が例です。
音楽を聴きながら勉強する
ランニングをしながら音楽を聴く
マルチタスクと社会の関係
テクノロジーが発展し、デバイスが普及した現代社会において、多くの人がマルチタスクを行っています。
仕事やプライベートなどのあらゆる場面で、ネットにつながる必要があり、スマートフォンなどによって、いつでもどこでもインターネットに接続可能になりました。
その結果、私たちは常に誘惑にさらされることになりました。
また、社会的にも「マルチタスク=有能」というイメージが少なからず存在するとも思われます。
私たちがマルチタスカーになってしまう要因には以下のようなものがあります。
・超情報化社会
・スピードが常に求められる
・タスクが多い
・デバイスの普及
・マルチタスク=有能というイメージ
このように、私たちは多くの要因によって、シングルタスクを妨げられています。
シングルタスクに切り替える
今の時代は誘惑が多く、私たちが注意を持続できる時間がとても短くなり、集中力を保つのが困難になりました。
また、私たちには新しいものに弱く、目の前のタスクよりも新たなタスクを優先してしまう性質があります。
そのため、何も考えずに生活していたら、自然とマルチタスカーになってしまいます。
シングルタスクを行うための方法には以下のようなものがあります。
・スマートフォンと距離を置く
・雑念をコントロールする
・環境の力を利用する
・1人で考える時間を設ける
スマートフォンと距離をおく
ネットは常に欲求を生み出します。
特にソーシャルメディアに気をとられる時間が増えると、生産性が下がり、時間を浪費してしまいます。
そのため、スマートフォンなどのデバイスと距離をおくことで、誘惑を遠ざけ、パフォーマンスの向上につなげることができます。
例えば以下のようなことを行ってみましょう。
・1時間だけ、スマホのスイッチを切る
・スマホを持たずにウォーキングをする
・友人と話している時は、スマホをしまう
・よく利用するアプリを消す
このように日常の少しの時間だけ、デバイスと距離をおいてみましょう。意外と困らないことに気づくかもしれません。
雑念をコントロールする
雑念をコントロールすることで、シングルタスクを行いやすくします。
そのためには、周りからモノや情報を減らし、雑念が生まれないようにしましょう。
また、何か頭の中で考えたらメモに書き出すとよいでしょう。それにより頭の中がスッキリして、気が散らなくなります。
スマホのメモアプリでもよいですが、気が散る可能性もあるので、紙に書くことをオススメします。
また、ここでは詳しく触れませんがマインドフルネスなども効果があるようです。
環境の力を利用する
環境を利用し、強制的に集中することでシングルタスクを行う方法があります。
例えば、ジムやヨガスクールなどに通うことで、その時間は強制的にシングルタスクを行うことができます。
もし、仕事中にシングルタスクが行えないとしても、プライベートでシングルタスクを行うことで、集中力は鍛えられます。
1人で考える時間を設ける
1人で考える時間を設け、自分にとって大切なことを見極める必要があります。
タスクの優先順位が決まっていないと、気が散ってしまい、シングルタスクを行うことが困難になってしまいます。
最後に
シングルタスクについて重要なことをまとめます。
・シングルタスクとは、1つの作業を集中して行うこと。
・シングルタスクによって強いエネルギーと高い集中力が得られ、パフォーマンスの向上につながる。
・シングルタスクによって充足感が得られ、より深い幸福感が得られる。
・マルチタスクとは、2つ以上の作業を同時に行うこと。
・「マルチタスカー」は、「シングルタスカー」に比べて集中力が低く、パフォーマンスが悪いと言われている。
・私たち人間は、1度に複数のことに注意を向けることができない。
・タスクの切り替えのたびに、集中力の源である「意志力」を消耗し、集中力も低下してしている。
・1度に複数のタスクををこなそうとする事自体が「気が散っていること」を意味する。
・複数のタスクを同時にこなそうとすると、結果として1つずつこなすよりも時間がかかりる。
・インターネットの発達やデバイスの普及などによって、私たちは友音に誘惑にさらされている。
シングルタスクは最高のパフォーマンスをもたらす。
シングルタスクによって強いエネルギーと高い集中力が得られ、パフォーマンスの向上につながります。
また、深い幸福感が得られることも分かっています。
多くの人がマルチタスクになりがちな時代において、意識的にシングルタスクに切り替えていくことが必要です。
以上です!それではまた!