【日本の救世主?】ベーシックインカムが秘める無限の可能性について。

ベーシックインカム イメージ ライフスタイル

こんにちは!Ninoです!

今回は「ベーシックインカム」について紹介していきます。

最近、テレビやネット、本などででよくワードだと思いますが、「お金がもらえるんでしょ?」ぐらいの感覚で、詳しく理解はしていないと思います。

Nino
確かに名前だけが独り歩きしてる気がする!

実際、まだ施行されるかは分かりませんが、どのような効果があるかなどは推定されています。

そこで今回は、ベーシックインカムの特徴やベーシックインカム時代の生き方、現在の日本の問題点などについて説明していきます。

 

✓記事の内容

・日本の経済的・社会的問題

・ベーシックインカムについて

・ベーシックインカム時代の生き方

日本の経済的・社会的問題

社会問題 イメージベーシックインカムは日本の経済的・社会的問題の解決策として期待されています。

ここでは、特に重要な2つの問題について説明します。

 

格差の拡大

日本では、富裕層と貧困層の2極化が進んでいます。

経済的・社会的要因によって、多くの中間層が貧困層に落ちることが1つの原因です。

事実、所得格差よりも資産格差が大きく、資産を持つ人は投資などでどんどんお金を増やしていくのに対し、貧困層が労働でお金を増やすのには限界があります。

また、経済格差は教育格差を生み出し、教育格差がまた経済格差を生み出すという悪循環も起こっています。

さらに、貧困層はお金がないために、目の前の生活のことで精一杯で、選択肢が限られてしまいます。

実際、欠乏感が大きくなりすぎると、長期的な視野が奪われ、短期的な利益を追い求めてしまうことが分かっています。

その結果、合理性とはかけ離れた判断をしてしまいます。

このように現在の日本は「豊かな人がさらに豊かになり、貧しい人が貧しいまま」という状況になってしまっています。

 

社会保障制度の限界

日本の社会制度は、多くの経済的・社会的問題によって限界を迎えています。

特に問題なのが、セーフティーネットが弱いという点です。

セーフティーネットについて考えるうえで、次のことが問題になります。

・セーフティーネットの審査が厳しい

・近所・地域関係の希薄化

・家族関係の希薄化

・雇用の流動化

このように人間関係や会社との結びつきが弱くなった結果、周りからサポートを受けれなかったり、最悪の場合、セーフティーネットすらも受けれないかもしれません。

そのため、失業や病気といったリスクに備えるため、お金を貯蓄に回す傾向が増えます。

それによって消費の停滞→経済の停滞につながります。

ベーシックインカムによってセーフティーネットが整うことで、お金の心配が減り、消費が促進されるかもしれません。

 

ベーシックインカムについて

ベーシックインカム イメージ

ベーシックインカムとは?

健康で文化的な最低限度の生活を営むために国民全員に現金で与えられる基礎的給付のこと。すべての国民に対して生活を賄えるだけの一定額の金銭を無条件で給付する制度。

ベーシックインカムの特徴は4つあります。

①無条件給付である

②全国民に一律で給付される

③最低限度の生活を営める額の現金給付

④受給期間に制限がなく永続的である

このように、非常にシンプルで分かりやすい制度になっています。

Nino
これなら誰にでも理解できそう!

 

ベーシックインカムの制度的利点

ベーシックインカムが制度として優れている点を説明します。

 

①シンプルである

全国民一律で無条件に現金が給付されると言う点において、最高にシンプルでわかりやすい精度です。

それに対して生活保護などは様々な調査や指導が必要なため、行政側と受給者の両者に負担がかかります。

 

②運用コストが小さい

社会保障に関連する職員を削減することができ、コストの減少につながります。

 

③公平である

社会保障、特に生活保護は、審査制度が複雑で受給できる人と受給できない人が現れ、非常に不公平な制度です。

ベーシックインカムは審査もなく、ルールもシンプルなため、公平に支給されます。

 

④働くインセンティブが失われない

生活保護の場合、働いた方が貧しいというケースも多く、働くメリットが見いだせないようなことがあります。

ベーシックインカムでは、働いても給付額が減額されず、頑張ればそれに応じたメリットもあります。

 

⑤個人の尊厳を傷つけない

社会保障の手続きの際に担当者から嫌味を言われたり、個人的な話をしなければならない可能性がありますが、ベーシックインカムではそれはありません。

 

ベーシックインカムの経済的利点

ベーシックインカムが経済的において優れている点を説明します。

 

①景気対策として有効

景気対策としての有効性を見ていくうえで、「消費性向」というワードを理解しておく必要があります。

消費性向とは?

所得のうち消費に使われる割合。

一般的に収入が少ない世帯ほど、消費に使われる割合が多く、消費性向が高くなります。

それに対して、富裕層は消費額自体は多いもの、消費性向自体は低く、残りのお金を投資に回す傾向があります。

つまり、市場を活性化するには、富裕層が投資に回すお金を市場=消費に回す必要があります。

そのためには、消費性向の低い富裕層から消費性向の高い低所得層へと富を移す「再分配」を行わなければなりません。

ベーシックインカムでは、消費性向の高い中間層や貧困層にお金が再分配されるため、経済の活性化が望めます。

 

②企業活動が活性化される

失業したときのセーフティーネット国によって整備されていれば、失業したとしても、雇用者の最低限の生活が保障されています。

そのため、解雇規制の緩和や雇用保険の軽減といったことも期待できます。また、終身雇用や年功序列の対策にもなります。

それによって、企業の負担が軽減され、より柔軟に市場対応することが可能になります。

 

ベーシックインカムの問題点

ベーシックインカムは制度として非常に優れていますが、問題点もあります。

 

①フリーライダー問題

ベーシックインカムの実現で働かない人が増える可能性があります。

確かにそうかもしれませんが、今後はAIが進化し、人の仕事を代替していくので、労働力の低下にはそれほど影響はないと考えられます。(少なくともベーシックインカムが実現される頃には)

逆に、生活のために働かなくていいため、個人が好きなことを仕事にして生きていくケースが増えるかもしれません。

 

②財源の問題

ベーシックインカムを実現するためには、財源を確保する必要があります。

社会保障費の削減、国民負担率の増加、資産課税の導入などを行う必要があるかもしれません。

 

③権益の問題

制度を実施するうえで、既存の権益の抵抗を受ける可能性があります。

ベーシックインカムを導入の際に、組織改革や人員の効率化が行われるため、様々な権益の対立が起こると考えられます。

それによって、ベーシックインカムの導入が遅れたりする可能性があります。

 

ベーシックインカム時代の生き方

ベーシックインカム イメージベーシックインカムが実現するかは分かりませんが、もし実施された場合にどのような変化が起きるかは知っておくべきです。

Nino
きっと夢のような時代なんだろうなぁ....

あくまで私の予想ですが、ベーシックインカムが実施された場合は、次のような変化が起こるんじゃないかと思っています。

①好きなことで生きていける

②文化、芸術、学問の発展

③感情価値の増加

 

①好きなことで生きていける

ベーシックインカムが支給されると最低限の生活が保障されているため、生活のために嫌な仕事をしなくて済みます。

また、その頃にはAIも進化し、多くの仕事はAIに代替されていると考えられます。

そのため、一人ひとりが自分な好きなことに夢中できるような環境が整い、それを軸に生活するんじゃないかと思います。

音楽が好きな人であれば、自分で曲を作って販売したり、ライブの開催、ファンクラブ設立などを行ったりするでしょう。

このような自発的な活動が増えることで、一人ひとりの幸福感のアップにもつながると思います。

ベーシックインカム時代を最高に生きるなら、やりたいことを見つける能力も必要になってくるかと思います。

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②文化・芸術・学問の発展

一人ひとりが好きなことに熱中することで、その分野の専門性が高まったり、新しい発見があるかもしれません。

また、最低限の生活が保障されているため、様々な分野への移動、分野内での挑戦ができます。

そのため、様々な分野の知識や経験を組み合わせるなどして、クリエイティビティを発揮しやすくなります。

その結果、文化・芸術・学問が新しいレベルに進化することも考えられます。

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③感情価値の増加

ベーシックインカムの時代には、「感情価値」が増加すると考えられます。

特に「いかに人の心を動かすか」が重要になってくると思います。

そのためは、一人ひとりが自分の好きなことに夢中になることが大事です。夢中になっている姿、魂を捧げた作品などが人の心を動かすからです。

また、人間関係も今以上に重要になってなってくると思います。

楽しい時間や共感を共にする仲間、切磋琢磨できるライバル、愛を分かち合う恋人などがいることで、自分の感情価値を高めることができるからです。

このように、ベーシックインカムの恩恵を最大限に受けるためには、感情価値を意識する必要があります。

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最後に

ベーシックインカム時代 イメージベーシックインカムについて重要なことをまとめます。

・ベーシックインカムは日本の経済的・社会的問題の解決策として期待されてる。

・現在の日本は「豊かな人がさらに豊かになり、貧しい人が貧しいまま」という状況になっている。

・日本の社会制度は、多くの経済的・社会的問題によって限界を迎えている。

・ベーシックインカムは非常にシンプルで分かりやすい制度。

・ベーシックインカムは景気対策として有効。

・ベーシックインカム時代は好きなことで生きていける。

・ベーシックインカム時代では「感情価値」が重要になる。

ベーシックインカムの可能性は無限大。

ベーシックインカムが施行されるかは分かりませんが、無限の可能性が秘められた施策だと思います。

ベーシックインカム時代では、一人ひとりが自分の好きなことで生きていくなど自発的な活動が増え、それによって幸福感がアップします。

また、感情価値を意識し、人間関係を大切にするため、「より人間らしい生きかた」ができるんじゃないかと思います。

そんな夢のような未来がもしかしたら訪れるかもしれません。

 

以上です!それではまた!